11.3対応について
 
 これまで紹介してきた手法(参考:【3ds】9.2の3DSに、Luma3DSを導入する)では、emunand作成を「gateway launcher」を用いて行っていました。この方法のほうが楽なので紹介していたのですが…どうにもgateway launcherを用いて作成したemunandは、emunand9を用いて作成したものと差があるようです。gateway launcherで作成したemunandに11.3を導入すると、luma3dsを経由しても動作しません(rxtoolsも動かなくなりました)

追記…様々な実証実験をしてみた結果、当方の環境ではgateway launcherで作成したemunand+luma3dsで、11.3においても動作しました。
しかし国内外を問わず、動作しないとの報告が上がっています。アップデートはemunandをバックアップの上、チャレンジするなどしてください。
※もちろんrxtoolsは動作しません。emunandのロード時にコケます。 


 そのため、emunand9を用いてemunandを作成する方法を紹介させていただきます。

★rxtoolsは11.3にて、どうやろうとも使えなくなりました。rxtoolsユーザーの方は、強制的にluma3dsへ移行となります。
★gw emunandを長年使っている方は、「gateway 3dsを持っている場合」公式がそのうち対応しそうなので待ちましょう。持っていない方は、打開策が出てくるまで待つ(可能性としてはありえます)か、savedatefilerなどを用いてセーブデータを取り出して新しいemunandへ移行する、などしてください。(流石に購入履歴などは引っ越せませんので悪しからず…というか、banされる可能性があるemunandで購入なんて危険なことはやめましょう)


とりあえず必要なもの

・3DS本体(バージョンは9.2であること)
 参考…【o3ds】4.4→9.2にアップグレードする方法
    3DS購入からrxtoolsを使えるようにするまで[ダウングレード・emunand構成編]
 ※当ブログではダウングレード等の記事は基本的に扱っていません(というかいちいちバージョンを上げてダウングレードするのが面倒くさい)。自己責任のもと、調べながらダウングレードを行ってください。
・SDカード(当たり前)、容量は4gb以上(oldなら2gb以上)が必要です。
・インターネット接続環境(wi-fi)

homebrewlauncherの導入…最初の重要なステップ

 まず、homebrewlauncherを経由して作業できるように環境を構築しなくてはなりません。とりあえずここにアクセスしてみましょう。
 そうしたら下へスクロールします。するとこのような表示がありますので、画像に従ってペイロードをダウンロードしてください。ペイロードは3dswebkithax.binにリネームして、SDカードの直下(ルート)においてください。
2016y03m08d_132148450
 メインとなるスターターキットもダウンロードします。見つけにくいので、下の画像を参考にしてみてください。ダウンロードしたら、「zipファイルの中身をそのままSDカードの直下(ルート)」へ入れます。要はboot.3dsx、3dsフォルダがSDカードの直下にあればOKです。
2016y03m08d_132159586
 ここまでで準備したSDカードを3DSに挿入し、LRを押して以下のQRコードを読み取ります。
3dsbrowserhax_auto_qrcode


時代の流れか、たぶん以前は必要だった以下の操作は要らないはずです。即起動してくれるかと思います。
★フリーズすることもあるので、諦めず何度もトライしましょう。
★ここで操作がo3dsとn3dsで異なります
a.o3dsの場合 QRコード経由でサイトにアクセスすると特になにも起こりません。そこで画面を最大化し(必要ありませんが操作しやすくするため)、画面左上にあるスライダーを適当にタッチペンなどで連打します。するとフリーズするので暫し待つとlauncherが起動します。
b.n3dsの場合 どうも手順を踏まなければいけないようなので、yellows8/browserhax_fright/README.mdの一部を和訳しておきます。
1) Disable wifi.(wi-fiをいったん無効にする)
2) Scan the QR-code in Home Menu, or goto the target URL in the browser.(QRコード経由でサイトにアクセス)
3) Exit the browser and re-enable wifi.(ブラウザを終了し、、wi-fiを有効にする)
4) Launch the browser. By just launching the browser(with the current URL set to the mp4), the exploit will automatically trigger without any more user-input.(ブラウザを起動すると自動で先ほどのサイトにアクセスし、(ついでにstagefright特有のmp4を自動で読みこむ)ユーザーの操作なしに自動でexploitが発動する)

つまりはo3dsはsliderhaxなるexploit、n3dsは一時期スマホでも話題になったstagefrightを利用しており、それぞれ発動方法が異なるようです。


 その後、homebrewlauncherが起動することを確認します。以下の画像のようになればOKです。
DSC_0181
 
ここまでで導入は完了です。
★起動しなければもう一度QRコードを読み取ることからやってみましょう。起動率は高いですが失敗することもありますので。

decrypt9の導入…sysnandのバックアップを取る

 decrypt9を導入し、いざという時に備えるため、sysnandのバックアップをします。
 まずはdecrypt9wipをダウンロード(github)します。(decrypt9uiでもいいです。好きな方を使いましょう。)

 ダウンロードしたファイルを展開すると、「Decrypt9WIP」というフォルダがあるので、それをSDカードの3dsフォルダにコピーします。

 そうしたら、homebrewlauncherを先程と同様の手順でQRコードを読み込み、起動します。
DSC_0389
メニューにDecrypt9WIPがあるはずなので(なければdecrypt9の導入をミスしています)、Aボタンを押して起動します。
DSC_0390
起動するとこんな画面になります。
DSC_0391
SysNAND Optionsを十字キーで選択し、Aボタンを押します。
DSC_0392
一番上のSysNAND Backup/Restore…をAボタンを押して選択します。
DSC_0393
一番上のNAND BackupをAボタンを押して選択します。
DSC_0394
NAND.binという名前でSDカードに保存していいか聞かれるので、それでよければAボタンを押してダンプを実行します。この名前でダメだ、という人は十字キーでNAND1.binなどの名前を選んで実行しましょう。
DSC_0395
ダンプには時間がかかるので、待ちましょう。右下に進行度が%で表示されますので、参考にしてください。
DSC_0396
終了するとこの画面になるので、STARTを押して再起動し、3DSの電源を切ります。(このあたりはミスをしてもかまわないので、適当に電源を落としちゃってください。)


 ダンプが完了したので、SDカードにあるNAND.binを必ずPCに保存しましょう。これでsysnandのバックアップは終わりです。


emunand9の導入…emunandを作成する

 emunandの作成を行います。まずは公式へ行き、emunand9をダウンロードしましょう。ここでuiかそうでないバージョンか選べますが、どちらでも良いです。この記事ではuiバージョンで解説を進めていきます。

 ダウンロードしたファイルを展開すると、「3DS」「E9UI」「EmuNAND9」というフォルダがあるので、それをSDカードの3dsフォルダにコピーします。(他のファイルやフォルダは必要ありません。)

 そうしたら、homebrewlauncherを先程と同様の手順でQRコードを読み込み、起動します。
DSC_0375
メニューにEmuNAND9UIがあるはずなので(なければ導入をミスしています)、Aボタンを押して起動します。正常に起動することを確認してください。
DSC_0377
注意! ここで一旦、電源長押しでもなんでも良いので、電源を落として3DSのSDカードの中身を全てPCにバックアップしてください。emunand作成時に、全て吹き飛びます。

再度homebrewlauncherを起動し、emunand9uiを起動します。
起動したら、一番上のComplete EmuNAND setupをAボタンを押して選択します。
DSC_0379
このような画面になるので、画面の指示に従って操作を行います。
DSC_0380
正常に操作をすると、この画面になるのでAボタンを押してemunandの作成をはじめます。SDカードのデータは、ここで全て吹き飛びます。
DSC_0382
ひたすら待ちましょう。
DSC_0383
完了したら、STARTを押して再起動しましょう。後は電源を切るなどしてください。

 これで、emunandの作成は終わりです。
 ここで、先程バックアップしたSDカードの中身を全て書き戻しましょう。

Luma3DSの導入

 ついにLuma3DSを導入していきます。まずは、Luma3DSをダウンロード(github)しましょう。

★ここでポイント!
ダウンロードしたzip内の
・arm9loaderhax.binをSDカード直下に配置(arm9loaderhaxは使いませんが、このファイルは必要です)
・haxフォルダは、その中にある3dsフォルダをそのままSDカード直下に配置(上書き)
…これだけです。datファイルの配置はいらないのです。なんてコンパクト、なんてスマート。

先程導入したhomebrewlauncherを同様の方法で起動します。すると 以下のようにLuma3DSがあるはずです。それをAボタンを押して実行します。
 DSC_0259
最初はこの画面が出ます。次からはスキップされてしまうので、このメニューを呼び出す場合はSELECTボタンを押しながらLuma3DSを起動するようにしましょう。
DSC_0260
メニューの内容ですが、下の画像の通りチェックを入れれば基本的には困らないと思います。(GBAの方はいらない人が多いかも)Show NAND or…という部分は、バージョン情報の部分にemunandであることを表示する機能なので、あるといいです。
DSC_0262
終わったらSTARTボタンを押して起動します。

 これにて「Luma3DSの導入」は終了です。お疲れ様でした。

★ここで「リンク」を切り離すと塩梅が良いので、emunand(Luma3DSを起動させている状態)かsysnand(通常)で本体の初期化をしておきます。わすれないでやってください。おすすめはemunandの初期化です。(体感として、emunandのアップデートなどがうまくいきやすい)


FBIをinjectする

 ネイティブにhomebrewをインストールして動かすには、「cia」ファイルをインストール出来るようにしなければいけません。しかし現状、emunandを起動したからといってどうこうすることは出来ないのです。

 そこで、decrypt9を用いて、「安全に使用するために」というソフトウェアに「FBI」と呼ばれるciaインストーラーを強引に押し込みます。(先程のアレです)

そうしたら、再度homebrewlauncherを起動します。以下のようにdecrypt9があるので、起動します。
DSC_0263
起動するとこのような画面になります。(wipとは画面が異なりますが、ある程度の操作は同じです)
DSC_0265
LRをうまく押しながら、下画面の上部がEMUNANDになるようにします。
★注意
絶対にSYSNANDにはしないでください。特にinjectする際、sysnandにしてしまうとbrickする恐れがあります。


一番下の、MISCELLANEOUSを選択します。
DSC_0268
一番上のHealth&Safety Dumpを選択します。
DSC_0269
以下の画面になったら、Aボタンを押して続行します。
危険な操作ではありません。
DSC_0271
完了すると、以下のようになるのでSTARTを押して再起動します。その後3DSの電源を切り、SDカードを抜きます。
DSC_0272


 PCでSDカードの中身を見てみると、hs_emu.app(またはhs.app)が出来ています。これでダンプが出来ているということになります。

 次にUniversal-Inject-Generator(github直リン)をダウンロードして、PC内の適当なところに展開します。
 また、FBI(github)(ここではcia版)をダウンロードします。

★ここでポイント
先程展開した、Universal-Inject-Generator-masterフォルダ内にあるinputフォルダに
・FBI.cia
・hs_emu.appをリネームしhs.appにしたもの
を入れ、go.batを実行します。
★★ここでhs_emu.appは必ずバックアップをとっておきます。でないと、emunandといえど「安全に使用するために」がもとに戻せなくなります。

 すると、go.batと同じ階層にFBI_inject_with_banner.appとFBI_inject_no_banner.appが出来上がります。バナーありのほうが便利なのでFBI_inject_with_banner.appをhs_emu.appにリネームし、SDカードに入れます。(上書き)
※名無しなのかさん、ありがとうございます。修正しました。

再度homebrewlauncher経由でdecrypt9を起動し、EMUNANDまで移動します。MISCELLANEOUSを選択し、ここでは「inject」の方を実行します。
★警告
ここでSYSNANDを選んだ場合、brickする可能性があります。よく確認してください。

DSC_0270
警告が出るので、指示通り操作します。(流石にここは、画面に表示されている英語をちゃんと読んで操作しましょう)
DSC_0273
処理されるので待ちます。
DSC_0274
完了したらSTARTボタンで再起動します。
DSC_0275


 これで「安全に使用するために」にFBIが導入できました。このままでもいいのですが、見栄えが良くないと思う人は「安全に使用するために」経由でFBI.ciaをインストールして、「安全に使用するために」を元に戻すというのも手です。(そうするとhs_emu.appのバックアップが活きてくるわけです)

 以上でciaファイルがインストールできるLuma3DSな環境が整備できました。

このままだと不便なので…

 ぶっちゃけ、毎回homebrewlauncher呼び出してLuma3DSを起動するのは面倒くさいので、menuhax(themehax)経由でのctrbootを有効にすることで起動時に呼び出しをできるようにもできます。詳しくは【3ds 9.2向け】browserhax→themehax→ctrboot導入までをご覧ください。
 なお、3dsxファイルはLuma3DSのzip内にある、menuhaxフォルダの中のboot.3dsxを使用するようにしてください。(haxフォルダ内のものを流用しない、ということです。)


おわりに

 emunandが変わるだけでこんなに面倒なんですね…
 良き3dsライフを!


DSC_0388
しっかり、11.3で動くemunandが完成です。


Q&A

Q…rxtoolsからluma3dsに乗り換えるには?
A…11.3でgw emunandが読まなくなったため、gatewaylaunchr経由でemunandを作成していない方はスマートに移行できますが、そうでない方はこの記事通りにemunandの構築から始める必要があります。rxtools → luma3ds への移行方法をご覧ください。

おことわり

本記事及び本ブログの内容によって、なんらかの不具合を3DS及びPCにきたしたとしても、保証しかねます。 本記事内では非常に危険な操作はありませんが、ファイル等に十分に注意して作業を行うようにしてください。





 


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